「今回は果物を取りあげるわね」
「昔から日本にあった果物と、外国から入ってきた果物があるね。 外国から入った果物はカタカナの名前がついているけど、発音は全然ちがうよね」
「味とか形とか色とかもちがったりするわよ。 じゃあ始めましょう」
<リンゴ apple> 
「 『りんごのようなほっぺをした女の子』 というと、日本では真っ赤なほっぺの健康そうな女の子を思い浮かべるよね」
「日本では赤いものの代表みたいにいわれるものね」
「でも、青いりんごの方がずっと一般的な国も多いよ。 味もあまりおいしくないので、アップルパイ
apple pie のように加工して食べるんだよ」
「フランスでも 『りんごのようなほっぺ』 という言い方があるけど、フランスのりんごは青く、この場合は、りんごのようにまあるいほっぺという意味なのよ」
<バナナ banana>
「バナナがはじめて日本に入って来た時は、とても高級な果物だったのよ」
「そうだね。 もともと南国の果物でたくさん取れるんだけど、運ぶのがたいへんだったんだ。
すぐ傷んじゃうからね。 輸送技術が発達して、上手にたくさん運んでこられるように なったんだ」
「あまりありがたくないけど、日本が経済大国になって、アジアの人たちから、軽蔑の意味をこめて、
日本人のことを banana といわれたりしたの。
外は黄色(黄色人種)だけど、中身は白い (白色人種) というわけ」
「肌の色は関係ないよね。 世界の人たちの仲良くできるといいね」
<さくらんぼ cherry>
「喫茶店でパフェとか注文すると、鮮やかな色のチェリーが入っているよね」
「そうそう。 あんまりきれいだから、食べるのがもったいないような気がするわね」
「英語でも、as red as cherry(さくらんぼのように赤い) という言い方があるから、やっぱりチェリーの赤は印象的なんだろうね」
「でも、オーストラリアのチェリーは、鮮やかな赤ではなく、紫のぶどうみたいな色で大粒だったわ」
「そうなんだ。 オーストラリア人は、日本のチェリーはちっともおいしそうじゃないけど、これはおいしそうっていって、山ほど買ってくるよ」
<ぶどう grapes>
「ぶどうは房になっているから、普通複数でいわれるね」
「ちょっと高級な感じのマスカット muscat は欧州原産のぶどうなんだ」
「私達は、ぶどうの皮を食べないで、出すことが多いでしょ。
でも、カナダ人は 『 どうしてプチトマトの皮は食べるのにぶどうの皮は出すの?』 って不思議がるの」
「そう言われれば、プチトマトの皮は食べるね。 ぼく達が当たり前にしていることが外国人には不思議なんだね」
<グレ-プフルーツ grapefruit> 
「味も形も全然違うのに grapefruit というのは、ぶどうのように房状に実がつくからなんだ」
「子どもにはちょっとすっぱ過ぎてあまり人気はないけど、大人になると甘すぎずさっぱりしているのがいいみたいよ。 juice が結構人気ね」
<レモン lemon>
「きれいな黄色は、レモンイエロー lemon yellow ともいわれ、かわいい形からも日本では好感の持たれる果物だけど、欧米では俗語で、くだらないやつ(女)という意味につかわれるのよ」
「果物としてそのまま食べるにはすっぱ過ぎるからね。 おなかの足しにならないもんね」
<メロン melon>
「日本でメロンというと、あの高級な網目模様のマスクメロン maskmelon を思い浮かべるよね」
「そう。 でもアメリカには、スイカみたいに大きくてツルツルしたおいしいメロンがあるのよ。
値段もとっても安いの」
「そうだね。 ハニーデューメロン honeydew melon はその名のとおり、蜜の味だね」
「ジューシーなところは、日本のスイカに似てるわね」
<オレンジとミカン orange & tangerine>
「みかんを orange と訳すことも多いけど、
日本のミカンは tangerine といって別の種類で皮が柔らかく実がはがれやすいの。 手で間単に食べられるでしょ」
「オレンジはそうはいかないね。 皮と実がピッタリくっついているから、ナイフで6つや8つに船形に切り分けたり、スライスしてたべるよね」
「ジュースにしたら、ミカンジュースもオレンジジュースもどちらもおいしい。これは引き分けね。」
「今回はフルーツでした。 フルーツもまだまだあるけど、みんなもそろそろ疲れてきたころだと思うからまた今度とりあげるね」
「じゃあね。 See you again. 」
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